飯館村役場は、平成２８年７月１日、役場機能が村役場本庁に戻りました。
平成２３年３月１１日の東日本大震災と原発事故を受け、全村避難の決断をした、現在６期目を務める菅野典雄村長の、新たな決意がうかがえます。
菅野村長率いる飯館村の歴史は、決して平たんなものではありません。
1956年の昭和大合併の折に、飯曽村と大舘村が合併して飯舘村は誕生しました。しかし、平成の大合併の際、飯館村は敢えて、近隣の町村のどちらとも、一緒に歩む道を選択しませんでした。「合併してしまっては、これまで培ってきた飯館村のオリジナリティが維持できない、それは決して村民のためにならない」、との村長の判断からでした。
合併に関しては、もちろん村内でも反対意見もありましたが、2004年に菅野村長が再選を果たし、飯館村は独立の道を歩むことを決断しました。やがて飯舘村は、村と村民の協働のまちづくりのモデルのような地域となります。
そして、震災。菅野村長は、「全村避難」という決断を下します。近隣の市町村民の心が大きく揺れ動く中、飯館村民は、菅野村長についていくことを決意します。2016年10月、菅野氏、再選。
飯館村は、これからも変わらず未来を見つめ、復興はますます加速することでしょう。飯館村役場は、その一端を担う、「飯館村、ここにあり」という大切な証なのです。
飯館村役場について
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