シャロームについて

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 シャロームは、障がいを持つ人も持たない人も、ともに生きる社会を目指して活動してきたボランティア団体が、NPO法の成立とともに法人化され、現在に至っているNPO法人です。障がい者施設の現場とそこで作られて製品を知り、数人で始まった授産製品の販売支援、それから30数年が経ち、障がい者を取りまく環境が当時とはだいぶ違ってきていることを感じます。そしてまた、その中で私たちの活動も大きく変わってきています。今できることを、精一杯やり続けたことが現在の活動となっています。
現在の主な活動を紹介します。

1、授産製品の展示販売支援
活動の原点ともなっている活動です。イベントとして始めたこの活動が、障がい施設を繋ぎさまざまな活動に拡大して行くこととなりました。現在運営している「まちなか夢工房」はこのための活動拠点として、福島市よりの委託事業「障がい者コミュニティーサロン」により実現したものです。店内には、障がいを持つ仲間たちとともに焼き上げた焼きたてパンを毎日販売し、挽きたてコーヒーの香りの中、全国約70件の施設の授産製品が展示販売されています。その他にも、福島生協いずみ店にスペース・ラブリという常設展示コーナーを運営しています。授産製品を市民の支援で良い製品に替えていこうとするプロジェクトが始まりました。このためのアンテナショップとしてスペース・ラブリもリニューアルされました。福祉環境の変化の中で、地域で支える施設づくりを目指した活動へと向かっています。
2、交流仲間づくり
人はさまざまな障がいを持つが、障がい者という人たちがいるわけでないことを、多くの障がいを持つ人たちとの交流から教えられています。クリスマスコンサートから始まり恒例事業化して毎年開催されている「共に生きる仲間たちのコンサート」も14回を数えました。ともにコンサートを作り上げていく活動を通して、ハンディを補い合う交流が自然に行われ、障がいへの偏見が消えていきます。ノーマライゼーションの実現にとっての障壁となっているのは、知らないことによる偏見にあると思います。直接助け合いながら楽しむ機会を共有することの大切さを感じています。
3、地域づくり
わたしたちは、生活の場を地域と捉えています。そこは多くの魅力的な人たちが活躍し、地域を支えています。その人たちは知ることで、わたしたちの住むこの地域のすばらしさを感じます。教養講座「地元学を考える」は、わたしたちがぜひこの人の話を聞いてみたいと言う方を講師に迎えて話をして頂く場としています。毎月一回開催で7年目を向かえました。これが地域づくりのネットワークの一つになってきています。わたしたちにとっては、一つの課題に取り組もうとするときの人材バンクとの言えるものです。会員の能力を生かした活動として、映画づくりを地域づくりに取り入れた新たな取り組みも始まっています。

シャロームの活動は、若いスタッフの成長とともに新たな活動へと拡大しています。思いを共有する仲間によって活動は引き継がれ住みやすい地域を作って行きます。シャロームの活動に共感し、「わたし」にできることへ、一歩、足を踏み出すことだと思います。参加した人の数だけシャロームの活動は拡大し変化していきます。日々変化する活動については、ホームページの中で詳しく紹介しております。みなさんとともに、楽しみながら変化して行くシャロームの活動を見ていきたいと思います。
世界が平安でありますように、シャローム。

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