吾妻山も雪化粧、雪を見ると一挙に冬もそこまで来ていることを感じる。時間の立つのが早い。季節を感じている間もなくすぎさっていく。

年の瀬に向けて世の中も慌ただしさを増している。政治が慌ただしく動いている。安倍政権の動きもよくわからない。ロシアとの北方領土をめぐる動きが活発になっているかと思うと、国連での反核の決議に反対し、アメリカを非難するフィリピン大統領を歓迎、TPPを強行採決。危険なマイナス金利を続ける金融政策。衆議院解散の噂も出ては消えどうなるものか。世界をリードするアメリカでは、クリントンとトランプ両大統領候補がスキャンダルの応酬、朴大統領もスキャンダルで風前の灯火状態。

政治が経済を動かし、国民の生活を大きく変える。政治の貧困は、国民を危険に導き生活を破壊する。世界中の政治が、スキャンダルの中で翻弄されている。政治家の辞任は、公金の私物化、女性問題が大半を占める。前東京都知事や大臣の辞任など挙げればきりがない。これからの日本を憂い政策論争を行う政治家はどこに行っていしまったのか。

経済がグローバル化し巨大資本が世界を駆け巡る現代、この巨大資本を擁護する政治もグローバル化し、国民感情との不協和音を生み出している。この感情の爆発が、イギリスのEU離脱、トランプさんの登場、朴大統領の危機を招いている。

政治は、いま生きている一人一人の命を守り、育てていものでなければならない。この命を守ることから人権を考え、国民を導く政治を願うのは夢物語なのか。戦争を起こさない平和な社会、平和に明日を迎えられる社会、私欲を捨てて困っている人々に寄り添う政治家の出現を願うのみである。