子どもの権利条約と岩槻ひまわりプロジェクト@地域猫ご縁
講 師:木附 千晶さん 臨床心理士子どもの権利条約日本(CRC日本)運営委員
日 時:2017年7月8日(土) 13:30 ~ 15:00
場 所:まちなか夢工房2階
参加費:500円

 

<講演内容>
「命と関係性以上に大切なものなどない。東日本大震災の教訓を胸に、ひまわりをシンボルにして子どもの権利条約の理念が活きた、あらゆる命が大切にされる社会を目指そう!」子どもの権利条約日本(CRC日本)が取り組みはじめた「CRC日本ひまわりプロジェクト」にはそんな思いが込められています。これは、ひまわりを育て、福島を元気にしようという地元の人たちを応援することを通して、福島の人々やそれに参加する他都道府県の人々とともに、ひまわりの花をシンボルに「子どもの権利条約にもとづいた新しい社会をつくろう!」「そのための話し合いの場を、そして人間関係を紡いで行こう!」という子どもの権利条約の実践活動です。そして今、このひまわりプロジェクトがさいたま市岩槻区で地域活動として大きな輪になりはじめています。輪をつないだのは、一匹の地域猫です。ともすれば「不要」と見なされがちな地域猫が、人々に幸せを与え、バラバラになっていた関係をつなげ、目の前にある「小さき命」と向き合うことの大切さを教え、子どもの権利条約を具体的な活動として地域へと根付かせる機会をくれたのです。地域猫がつないだひまわりプロジェクトをご紹介しつつ、子どもの権利条約の本質について、考えるひとときを過ごせたらと思います。

 

講師プロフィール:木附 千晶(きづき ちあき)さん
臨床心理士。文京学院大学非常勤講師。IFF CIAP相談室セラピスト。子どもの権利条約日本(CRC日本)運営委員・「子どもの権利オンブズマン」委員、および同機関誌『子どもの権利モニター』編集長。ジャーナリストとして子どもの問題を中心に取材・執筆をしながら一橋大学、東京女子医科大学等で授業に招かれて客員講義等を行う。2005年に臨床心理大学院Alliant International University/California School of Professional Psychology卒業。その後は、主に心理臨床の世界に身を置き、社会・心理学視点を合わせ持った臨床・執筆活動に取り組む。著書に2015年秋に全国ロードショーとなった映画『先生と迷い猫』(配給クロックワークス)の原案『迷子のミーちゃんーー地域猫と商店街再生のものがたり』(扶桑社)、共著に『子どもの力を伸ばす 子どもの権利条約ハンドブック』(自由国民社)、など。