2018年、まだ寒さが厳しく、雪の話題で一杯ですが、節分を終わると風が春の香りを運んでくる。今年も「ひまわりプロジェクト」が始まった。2月からは、今年のひまわり栽培者の募集が開始された。「ひまわりプロジェクト」を開始してから7年目を迎る。震災・原発事故後、開始された「ひまわりプロジェクト」。多くの皆さんの協力により、年々全国に広がっている。ひまわりの一粒の種が、様々な人間関係を繋ぎ、地域を繋いでいる。ひまわりを育てる人たちが、子ども、老人、障がい者、みんなが協力し合って街中にひまわりの大輪の花を咲かせている姿が目に浮かぶ。毎年「ひまわり感謝祭」には、一年間の苦労と喜びにあふれたメッセージが届く。今年も新たな出会いと感動のドラマが生まれるに違いない。人はみんなで助け合うことから、関心を持ち理解を深める。不安と無関心が差別を生み風評被害を拡大する。福島の6年間は、日常生活をほぼ正常に回復させてきた。しかし、分断された人間関係は固定化し、地域社会の弱体化は留まるところを知らない。それは、少子高齢化社会の中で抱える全国の地域課題に重なる。ひまわりの一粒の種の「命」に寄り添うことで、「命」の大切さとそれを守る仲間の助け合いが生まれる。そこで育てた種は全国の仲間を繋いでいく。今年のひまわりは全国にどのような花を咲かせてくれるのか、大変楽しみである。ひまわりを通して全国との交流を深め、ひまわりへの思いを全国に広げていくために、皆さんの手を今年もお貸しください。参加方法はシャロームのホームページをご覧ください。全国をひまわりの花でいっぱいにしていきましょう。