2021年12月 代表メッセージ

2021年も残すところ、あと僅かとなってきた。18日には「『第11回ひまわり感謝祭』&『第25回共に生きる仲間たちのコンサート』」が開催される。

昨年は、関係者だけでの動画発表会として行われ、一般の参加はなく、ホームページを通しての同日付での配信として行われた。2020年1月16日にコロナの日本国内初の感染が公表され、その後のコロナ関連法の整備、オリンピックの開催延期と続き、コロナに翻弄されながらの年末の感染拡大は、感染対策として人の集まるイベントの禁止、県境をまたぐ移動の制限の中での方法として行われた。

2021年に入ると、2021年1月7日東京を始めとする首都圏各県に緊急事態宣言が発令され、全国各地に拡大されていく。コロナ禍は収束するどころか、拡大の一途をたどり、緊急事態は延長を繰り返し、コロナ特別措置法の改正により「まん延防止等重点措置」が新たに設けられた。この改正によりコロナに関する行政指導が行政命令となり、違反者への行政罰が可能となった。3月21日には緊急事態の解除が行われ、25日からオリンピックの聖火リレーが開始されている。4月1日には早速「まん延防止等重点措置」が大阪を皮切りに適用され、25日からは緊急事態宣言に変更されている。その後は、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が交互に適用され、オリンピックとパラリンピックは無観客での開催となる。パラリンピック終了後の9月30日まで緊急事態は延長されやっと解除された。解除後もイベント等への入場制限は継続され、この入場制限も11月1日から解除された。しかし、年末を控え新たな変異株が世界的に拡大してきているというニュースとともに自粛要請は続く。

今年は、イベントの開催が可能となり、コンサートはコロナ対策と入場制限を行いながらの開催となる。3密の自粛、移動制限が2年間続き、必要以上に人と会うことを避けることが当たり前となってきている。しかし、人は一人では生きられない。顔を合わせ、親しく言葉を交わすことから交流は始まる。新たな動画等の媒体も取り込みながら、コロナ禍でも交流が途絶えることのないよう考えていかなければならない。